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【中高英語】英単語を覚えるコツ
導入:英単語を覚える方法
皆さんは英単語の暗記は得意ですか? 自分なりの覚え方やスタイルがすでにあるのなら、 それに沿ってどんどん覚えていってほしいと思いますが、 中には
・「どの単語を覚えていいか分からない」
・「覚えてもすぐに忘れてしまう」
・「毎回定期テストで単語のトコがボロボロ」
という人もいるのではないのでしょうか。 「とりあえず覚えればいいんだよ!」 と脳筋な考えを持っている人もいるかもしれませんが、
なるべく楽に覚えられるに越したことはありません
よね。
今回は、私が思う「英単語を覚えるコツ」を紹介していきたいと思います。
コツ1:声に出して、書いて、目で見て、調べる
ともかくまずはこれです。 単語を覚えるときは
五感をフルに
使いましょう。 経験上、ジーっと眺めるだけより口や手を動かした方が印象に残りやすいです。 電車の中とかなら別ですが・・・。
英単語の意味ではなくスペルを憶える際は、見るだけでなくしっかり書いてくださいね。 経験上作業を伴ったことは忘れにくくなります。 面倒くさいですが眺めているだけより効果的です。
調べるという作業を加えるとさらに良いですね。 会話した経験が残るため人に聞くのもよいですが、 辞書を使えば一人で学習できます。 それらが無ければスマホやインターネットの辞書を使うのも手です。
ついついYoutubeやLINEなどに気が向いてしまわないように注意してくださいね。
コツ2:形で覚える
覚えるときに、単語の形に注意しましょう。 上下に出っ張っている部分や、平らになっている所を意識して覚えて下さい。 下の様に
単語に色を塗ってみる
といいですね。
蛍光マーカーでもいいですが、ボールペンで囲むのもおすすめです。 これでlとrの覚え間違いなどはかなり減ると思います。
コツ3:出会ったものから覚える
市販されている単語帳の最初から覚えるのではなく、 授業で登場したもの、長文問題で頭を悩ませたものを覚える方が効果的なように感じます。
市販されている単語帳も悪くはありませんが、 定期テストの対策としても、
自分で単語帳を作り、出会ったそばから覚えていく
とよいと思います。
書く項目としては、日本語と英語だけでもいいと思います。 高校生なら品詞や自動詞か他動詞かあたりは書いておくべきかもしれませんね。
また赤シートで隠せるようにしておきましょう。
試験前などに自分でテストをし、覚えなおす
という作業も大切です。
コツ4:日常と繋げて覚える
英単語は外来語として、多く日本語に取り入れられています。 アーティストの名前や製品名のほか、流行り言葉にすら登場します。 例えば「チルい」という言葉のもともとは英単語のchill(寒さ・冷たさ)から来ています。 有名なボーカルグループの「エグザイル」は 英語表記ではExileとなり、亡命者・追放者という意味ですね。
私の場合は主にゲームでたくさん覚えました。 FPSゲームの「call of duty」でduty(責務)を覚えましたし、 thunder fire brizzardは全てFinal Fantasyシリーズの魔法の語源になってます。
勿論つづりは別途覚えなくてはなりませんが、
親近感が沸く
と覚えやすくなりますね。
コツ5:単語を分解する
高校英語でよく登場する長い単語では特に有効ですが、
単語を分解し、接頭辞や接尾辞などの意味を考える
と すんなり頭に入ることが多いです。
例えば、"ex-"は「外に」、"im-"は「内に」や「否定」を表す接頭辞なので、
・export:輸出する
・import:輸入する
・express:表現する
・impress:印象付ける
という風な意味になります。また、"-ion"や"-tion"は単語を名詞化する接尾辞なので、
・expression:表現・現れ
・impression:印象・痕跡
という意味になります。あるいは、「wind=風」「mill=砕く工場」という意味なので、 windmillは「風で砕く工場」つまり風車ですね。 このように、ひとつの
単語を分解すれば意味が取れる
場合も多いですよ。
コツ6:まとめて覚える
例えば体の名前や家族・数詞などはいっぺんにまとめて覚えてしまった方がいいですね。 今の教科書には、イラスト付きでまとめて載っているはずです。
単語のつづりに規則がある場合は特に有効です。英語で20,30,40・・・は twenty,thirty,forty・・・となり、すべてに-tyがついていますから、 これらはまとめて覚えてしまいしょう。
(家族・親戚などのように)規則がないものでも、整理して覚えることができるので有効です。 上にあげたもの以外なら、 village(村)・town(町)・city(市街)・metropolis(都会)なども その
ニュアンスの違いを把握して覚えていく
方が効果的ですね。
コツ7:例文を見る・作る
最後になりますが、可算か不可算あるいは自動詞か他動詞等をしっかり意識するためには これが一番有効ですね。 形容詞なら比較級・最上級の作り方なども合わせて覚えることができます。
それに加えて、例えばpersonは「人」と訳すことが多いと思いますが、
He is an indoor person.
で「彼はインドア派(な人)だ。」という意味になり、 「人格」や「個性」といった
ニュアンスがあることが分かります
。 anが付くことで可算名詞だということも一緒に覚えられますね。
自分で自然な例文を作るとなると、少し骨が折れるかもしれませんが、 (誰かに見てもらうなら)英作文の練習にもなると思います。
今回のまとめ
今回お話しした内容をまとめると、次の通りになります。
声に出して、書いて、目で見て、調べる
形で覚える
出会ったものから覚える
日常と繋げて覚える
単語を分解する
まとめて覚える
例文を見る・作る
数が多いですので、一度に実践は厳しいかもしれませんが、
まずは今日から単語帳を作ってみてはどうでしょうか
。 その時に、「声に出して、書いて、目で見て、調べる」 ことを忘れないでくださいね。